東京ディズニーシーの大人気アトラクションでもあり、シンボル的存在をしている「センターオブジアース」!
世界の中でもディズニーシーにしかないオリジナルアトラクションですが、実は原作が存在します!
ディズニーにあるアトラクションではありますが、ディズニーの作品ではありません。
などなど、「センターオブジアース」とその原作との関係性は非常に興味深く、
マニアックな話題ではありますが、ディズニーが好きなあなたならこの記事を読んで損はないでしょう!
この記事では、センターオブジアースと原作とのストーリーに関する違いや、
細かすぎる設定や演出などをご紹介します!
マニアックな話題盛りだくさんですので、ぜひお楽しみください!
センターオブジアースの原作は「地底旅行」
今回の目玉である、原作「地底旅行」です!
タイトルからも「センターオブジアース」との関連性がとても伝わってきます!
しかし、先に言っておくと、「センターオブジアース」は結構ストーリーはいじられています。
これに関しては後ほど!
「地底旅行」の詳細
作者:ジュール・ヴェルヌ
時代:1864年
ジャンル:SF小説・冒険小説
まず注目して欲しいのが時代です!1864年!
とても古い時代に書かれた小説なのです。
昔の時代に生きた19世紀フランスのジュール・ヴェルヌさんの世界観が現代の東京ディズニーシーで体験できるのは
とてもロマンチックなことですよね。
1864年当時は交通、通信、メディアなどの科学技術が人々の生活を変えていった時期を重なります。
そんな時代のSFなのです!
実際に「地底旅行」を読んだ方のレビューを読むと、100年以上前の作品とは思えない などがあります。
どんな時代でもイマジネーションは人々を感動させるということではないでしょうか。
また、作者であるジェール・ヴェルヌさんは「海底2万マイル」の原作でもある「海底二万里」を書いた人でもあります。
つまり、ディズニーシーの「ミステリアスアイランド」はジェール・ヴェルヌさんの世界観といっても過言ではないのではないでしょうか!
原作との違い
原作もアトラクションも大枠は同じようなストーリーとなっていますが、細かい点で様々あります。
「センターオブジアース」の根本的な原作との違いとして未知の世界へのツアーという設定であることです。
原作では未知の地を探検する!といったニュアンスですが、
「センターオブジアース」はネモ船長が企画したツアーということです。
たくさんの人に地底の世界を楽しんでもらいたいようです。
ちなみにネモ船長というのは、「ミステリアスアイランド」に大きく関わる人物で、
「海底二万マイル」にも登場します!
このような根本的な違いがあるため、原作と異なったアトラクションに仕上がりました。
地底までの行き方

結構大きな違いとして、地底までの行き方があります。
原作では徒歩で地底まで移動しています….
考えてみればそうですよね。未開の地を探検するわけですので、整備された設備なんてありませんよね!
ディズニーシーの「センターオブジアース」では「テラベーター」と呼ばれる乗り物で地底まで移動します。
原作とは違い、人工物で移動します。
「terra(大地) + elevator(エレベーター) = terraavtor」という造語となっています。
地熱の力を利用して、上下に運搬するための乗り物だそうです。
アトラクション内のポスターには「秒速14.5ファゾムで、440ファゾム運べる」と書いてある英語のポスターがあるそうですが、
(1ファゾム = 1.8288メートル)
これを実際に計算すると、30秒間ほどになるそうです。
そして実際にアトラクションのテラベーターの乗車時間を計測した人によると
本当に30秒だったそう!
ディズニーの徹底されたアトラクションづくりが垣間見れます。
地底探検の方法
大きな違いの一つとして地底世界を探検する時の方法の違いがあります。
原作では徒歩での探検です。これもあたりまえといえばあたりまえですよね。
上記の「テラベーター」と同じ理由で、見知らぬ地を探検するのですから人工的な設備はありません。
「センターオブジアース」では「地底走行車」に乗って探検します。
この「地底走行車」というのは「センターオブジアース」のために考えられた乗り物です。
マニアックな話ではありますが、フロリダのディズニーパークの「テストトラック」というアトラクションの
ライドシステムを利用して作られたライドです。
最新鋭のシステムで、コースの溝の中で強力なモーターを動かし、摩擦が少ない状態で急加速、急停止できます!
そして、最後の落ちる場面の前の急坂を登るところでは時速76kmもの速度が出ます!
乗った方はわかると思いますが、坂道でそれほどの速度がでるので、とても早く感じます。
本当にすごい技術なんだな、と感じることができます!
ラバーモンスター
アトラクション最後で登場する、この「ラバーモンスター」ですが、アトラクション限定キャラだと考えられています!
原作には登場していないそうです。
このモンスターの呼び方はさまざまあり、「ラーバモンスター」「ラヴァ・モンスター」などがあります。
「ラバーモンスター」と「地底走行車」の豆知識
出典:https://youtu.be/iEzlc1dkhEY
「ラバーモンスター」が登場するシーンで、モンスターの隣に「地底走行車」の
タンク部分が見えます….
察しの鋭い方ならもうお分かりでしょう。
過去のツアー参加者たちがモンスターに襲撃されたのです…!!
そんなところまで考えられたストーリーで本当に細かいですよね。素晴らしい。
このタンクは蒸気タンクで、蒸気を高圧でためておくためのものらしいです。
「地底走行車」のエンジンは蒸気機関なので、タンクが必要なんですね。
まとめ「人生は素晴らしき冒険旅行」
「センターオブジアース」の原作との関係性、お分りいただけたでしょうか?
19世紀もの昔の作品が今、こうやって人気アトラクションとなるのは時代を超えて多くの人を感動させてくれています。
そして、「センターオブジアース」のスポンサーである第一生命のメッセージ「人生は素晴らしき冒険旅行」
というのも、心にグッとくるメッセージですよね!
おそらく保険と何か関連づけたメッセージなんでしょう…
アトラクション出口でこのメッセージを見ることができますので、これから乗る方は確認してみてください!